SMX West 2014において、Googleのシニアバイスプレジデント Amit Singhal氏がその講演で、現在webマーケターの間で非常に問題視されている”not provided”問題がこの数か月の間で、何らかの形で解決方法を提供すると述べました。
私共も非常に頭を悩ませられています。セキュリティーやプライバシーの問題でGoogleは、検索キーワードの入力を暗号化することにより、ログ解析上では、Google経由でサイトに訪問するキーワードが全く取得できないようなりました。
サイトの状況、特に「どんなキーワードで流入し、どのような経路で、申し込みに至ったか、または去って行ったか。」を我々はよく観察するのですが、傾向が全くつかめなくなったり、広告の運用に支障がきたしたりすることが往々にしてあります。
その、Googleからの来訪者に関しては、ログ解析ツールのGoogle Analyticsでは、訪問のカウントはされるのですが、キーワードは「not provided」でひとくくりになってしまっております。これが問題。
前述のSinghal氏の発言から、何か月後からは、おそらくある程度の状況が把握できる状態になるのではないかと思います。
ユーザーの中から安全な検索環境をつくってほしいという希望が以前より続きこのような状態になったわけですが、我々ネットマーケターとネットユーザー間のバランスのいいところを探って提供すると発言されています。どうなるでしょう?
ぜひ早く素晴らしいソリューションが提供されることを願います。
参考文献:Matt McGee
Live Blog: Head Of Google Search Amit Singhal Keynote At SMX West 2014
http://searchengineland.com/googles-amit-singhal-smx-west-2014-186266