だんだん熱くなってきましたね。
今日、午前中は雨でしたが、雨が止んだ午後からはかなりの蒸し暑さ。
スーツを脱いで街角を通り過ぎる方々がほとんどになりました。
おっちゃんは、こんな日の夜はもちろん!
「とりあえず、生ビール!!」
となります。
45歳を過ぎたあたりから、私、体型とかカロリーとか一切気にしなくなっております。
そんなこんなのこの時代、8時間スマートフォンを触らなければビールが一杯無料になるアプリがとうとう登場しました!
待ってましたぁ!!といわんばかり。しかし、お国はこの日本でなく、遠く東欧のブルガリア。
上場外食産業企業の赤字決算の報道もちらほら聞こえてきますが、差別化に四苦八苦されている外食産業マーケティング担当者の方!一アルコール愛好者としてこんな差別化をお勧めします!!エンゲージメント向上にぴったりです(笑)
と、長い前置きはさておき、
そのアプリは
ブルガリアに本社がある、Next Digital Creative Agencyという企業が開発しました。そのキャンペーン主が、Amstel社。
Amstelというビール見たことありませんか?
このAmstelが2,3年前より、「携帯電話をちょっと置いといて、友達とビールを楽しもうよ!!」という、ワールドワイドに展開する飲みにケーション大好きなオッチャンたち大絶賛のキャンペーンを始めていました。
その一環で、Next Digital Creative AgencyがDigital Detox Beer Campaigns(※デトックスとは、体内の毒素排出のこと。体に溜まったデジタルの毒素をビールで流しちゃいましょう!てな感じでしょうか?w)を開発した模様です。
特に、近代的なソーシャルデバイスである「スマートフォン」を無視して、トラディッショナルな人間関係を円滑にする「ビール」を支持しましょう!ということを訴えています。
内容は簡単。
アプリをインストールし、スタートを押すだけ。
これで、八時間使わなかったことを、ブルガリアのソフィア市内の提携するBarやレストランに見せると、ビールが一杯無料になるサービス
しかし、惜しくも、このアプリ、世界中に伝播したのは、ソーシャルメディアのお蔭。
ソーシャルメディアの口コミやシェアで世界中の話題になりました。
このアムステル社、以前にも、
「提携店に入店するときにスマホをお店に預けると、ビール一杯が無料になるキャンペーン」や、
※「あなたのフリータイムをシェアするな!」がかっこいい!!
「ビールの自販機の前で3分間じっとしていると缶ビールが一本もらえるキャンペーン」など、
斬新な企画を打ち出しています。
時事問題と自社ビジネスの方向性が合致するポイントをうまく使ったコンテンツマーケティングの例ですね。上手にアプリへツール化しています。
外食産業やアルコール飲料メーカーの本当のcompetitor、つまり、「若者が夜遊ばなくなった。」の理由は世界的にも「携帯」「スマホ」なんでしょうか?
外食産業に限らず「差別化」はメニューや商品サービスの他に何かあるはず。
デジタル信号に左右されず、五感を開放して、人とコミュニケーションを取る!
なにわのオッチャンは強くそう思うのです。
参考文献: Boryana Dzhambazova
Less Tweeting, More Drinking: Amstel App Rewards Digital Detoxers With Free Beer
http://www.fastcompany.com/3020354/less-tweeting-more-drinking-amstel-app-rewards-digital-detoxers-with-free-beer
Amstel Bulgaria
Wardrobes for Smartphones
The First Installation That Makes You Do Nothing