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  1. SEO

Generic Links (ジェネリック リンク)

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Generic Link(ジェネリック リンク)という言葉をご存知ですか?

SEOの業者さん、マーケティングご担当者様で自社サイトのSEOを重視している方なら、聞いたことがある言葉だと思います。
例えば、「もっと読む」、「こちらをクリック」、「お問い合わせはこちら」などの言葉がテキストリンクになっているのをよく見かけることと思います。

あれ。

ぱっと見、特に問題ないように思えますが、Googleは、このアンカーリンク方式をやらない方がいいよって言っています。
google(1)
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/www.google.com/ja//webmasters/docs/search-engine-optimization-starter-guide.pdf

おそらく、簡単にリンクを量産することができるので、Blogやその他に短時間で何千ものコメントやトラックバックに使われるから違反行為にしているのかな、と思っています。

ここ2年ほど、パンダ・アップデートやペンギン・アップデート(Googleが検索結果スパムやGoogleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイトの排除を目的とした新しいアルゴリズムの事。)などで、自社サイトのランキングが乱高下し、それに伴い、ビジター数やコンバージョン数の低下で非常にお困りの方が多くいらっしゃるのではないかと思います。

特に、ペンギン・アップデート。

・SEOをテクニカルに過剰施工したサイト
・Database Drivenなサイト(Press Portal、News Aggregatorなサイトも)
・同一テンプレートで作ったサイト(heavily template based websites)
・他サイトのコンテンツをかき集めて加工しただけの意味のないサイト
・検索利用者にとって意味のないディレクトリやリンク集
・SEOリンク構築目的のブログネットワーク
を行っているサイトに対し、Googleはペナルティーを発してきました。
参照:itomakihitode.jp http://itomakihitode.jp/term/?p=penguin_update

これらの中で、先のGeneric Linksは、同じサイト内で、同じ言葉のテキストリンクがたくさんあるのはよくない、ということが含まれていることは解っています。
http://moz.com/blog/ranking-factors-2013

このレポートでは、非常にいい状態の内部リンク施策を施しているサイトを見ると、いろんな言葉のアンカーテキストを使っている、ということがわかります。
SEOを意識したキーワードが入っているテキストリンク、部分一致になっているキーワードを含んでいるテキストリンク、URLのリンク、や「nonfollow」のリンクなどがバランス良く配置するのがいいとされています。
一つのサイトには、こういったバランスのとれたリンクを配置する事が非常に重要になってきました。

これらを円滑に運用するTIPsをいくつか

■説明文的アンカーテキストを
テキストリンクを配置する目的の一つに、サイトの訪問者や検索エンジンのクロールに対し「次はどういうことが書いておるページなのですよ。」と教えてあげたるということがあります。
「サイトはこちら」的な、テキストリンクであれば、「次に何かがある」ということだけしかわからず、「どんな内容があるのか」がわかりません。
次に行くか行かないかが判断できるように解りやすく表現することが大事なんですね。
あとは、SEOの施策目的。
次ページの主題がなんであるかをテーマ付けするのに必要になります。

■短くシンプルに
「K.I.S.S!!」です。(^з^)-☆Chu!!ではなくて、「Keep it Short and Simple」の意味ですね。
文章全てにリンクを張るのではなく、2,3語以内に抑えてみてください。

■類義語・同義語を使いましょう
類義語、同義語を使うことは、サイトの「関連性」を意味づけることに対し、価値を生んでくれます。
きっといくつかの言葉が間違いなくあるので、探しましょう。
例えば「格安宝石」などで、リンクを貼ったならば、他のページには、「宝石ディスカウント」「安売り宝石」などが考えられます。
類義語辞典をお探しなら、こんなツールがあります。
http://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%A1%9E%E7%BE%A9%E8%AA%9E
http://ubersuggest.org/
http://ruigo.jp/

■関連性のある「キーワード」や「フレーズ」を使う
キーワード表記のバリエーションを持たせるために、短いフレーズを使うのも手です。
「お好み焼き屋」でテキストリンクを貼ったならば、「○○市で話題のお好み焼き屋」とか「豚玉がおいしいお好み焼き屋」
なんかもいいともいます。
参照: http://www.comedywaltz.com/search/renso/

■共起語(Co-occarence words)
また、聞きなれない言葉かもしれません。
昨今のSEO手法の中でよく耳にする言葉でもあります。

共起とは、ある特定の二つのキーワード(表現など)が一定の場所(Webページ内など)に同時に現れることをいいます。
例えば、「SEO対策」と「被リンク」といったキーワードは同時に出てくる確率が高くなり、「旅行」と「Windows」といったキーワードは確率は低くなります。
こういった関連性の高く、同時に出てくる確率が高いキーワードを共起語といいます。
http://www.seotaisaku.com/keyword/seo_dictionary/co-occurrence.php

この、共起率の高い言葉をツールを使って調査します。
よくやるのが、例えば「車販売」で上位表示させたいときに、下記ツールで1位から10位のサイトの共起率やキーワードを調査し、ヒントにすることもまります。
http://a-rooms.com/lsi/

URL
URLをテクストリンクに使用するのもいいかと思います。
このページを参照してみてください。

以前のように、外部リンクをばーんと貼れば上位に表示でき、ビジターがバンバン入ってくる楽な集客の時代は終わりました。
地味ながらもこつこつと「店作り」をしていかないと、効果的なマーケティングにはなっていきません。
一度、「商売」の原点に立ち返って、汗を流していきましょう。
もちろん、弊社も同じです!!

参考文献:  Carolyn Edgecomb
Putting an End to Generic Links
http://www.impactbnd.com/putting-an-end-to-generic-links/

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