Twitterの見た目がちょこっと変わったのをご存知ですか？
今年の10月29日、投稿画像の見せ方が変わったアナウンスがありました。
Twitterだけに限らず、FacebookでもLINEでも、投稿時に画像を添付するとしないでは、画像も投稿したほうがエンゲージメントが高まることは、マーケターの皆さんなら、なんとなくご存知のところ。
では、どのくらい違ってくるのか？
Hubspotのブログで面白い記事がございましたので、ご紹介しましょう。
下記は、Twitterに特化した内容になりますが、これは、すべてのSNSマーケティングにいえることだと思います。
まず、このブログの著者は、スタンダードに、こんなつぶやきをしました。
自分でinfographicsでつっくられた無料のテンプレートを紹介するためのツイートのようです。
↓
その後、下記のように、イメージ画像を挿入したTweetを展開されました。
↓
これを見ただだけでも、大きな改善に結びついているように見えますが、細かく数字ベースで検証しようと著者は考えられたようです。
そこでA/Bテストを行いました。
■A/Bテストとは？
多くの、マーケティングに従事されている方々であれば、何度かこのテストを行われたと思います。
文字通り、2つの異なったものを比べるテストですね。
今回のケースでは、お分かりのように、文章は同じで、写真の有り無しがどのような影響を及ぼすかを比べようとしています。
さらに、統計学的にもできるだけ多くのサンプル数を集めていくことが重要です。
■今回のテスト手法
このテストを通じて、著者は、1週間に36のTweetを行いました。
36のTweetのうち18のtweetに関しては、同じ文書で、同じBlogやe-booksや無料テンプレートの紹介を何の装飾もなくシンプルな文章でポストしました。
残りの18のTweetには、文章や表現は同じで、単に、画像を添えて投稿をしました。
もちろん投稿の内容は前述したBlogやe-booksや無料テンプレートの紹介を何の装飾もなくシンプルな文章でポストしました。
写真があると無いとだけが違い。
あとは、まったく同じ。
投稿するスケジュールは、同じ文章のものは日を変えて、同じ時間に投稿したようです。
短縮URLには、UTMトラックコードを忍ばせています。(計測を容易に細かくするために、どこから何の目的のクリックかを整理しやすくするために、クエリーストリングスを忍ばせます。よくURLの後ろに「？」マークを見かけることがありますが、あれをつけます。英語なのですが、詳しくはこちらをご覧ください。>>>>>>>クリック)
■画像投稿のほうがアクティブレートは高まった。
キャンペーンの結果は、一目瞭然です。
画像付き投稿 VS. 画像なし投稿 の結果は以下の通り。
●36% クリックが増加しました。
●41% リツイートが増加しました。
●48% お気に入り登録が増加しました。
●31% サイトへの訪問数が増加しました。
●33% 訪問数におけるコンバージョンの割合が増加しました(訪問数/コンバージョンの%)
●55% 見込み客が増加しました。
55％も見込み客が増加した！という事実。
投稿をFacebookでやろうかLINEで広報しようかと考えることも非常に重要なことですが、それ以上に画像をどれにしよう、どのように加工しようと考えることが重要です！
もちろん、動画もOK!
画像サイズですが、Twitterだけに限って言うと、横×縦の割合を2:1で加工するのをお勧めします。
まずは手始めに、438×219 pixelsでまずは写真を加工するのがいいでしょう。
下記画像の代わりに
こんな感じでいい印象になります。
このA/Bテストにより、彼らの投稿頻度も変化しました。
このテストまでに、180回/週の投稿があったようですが、画像を工夫することにより、投稿頻度も劇的に下がり、時間的コストの軽減も実現できました。
これだけ実数地を用いた検証は、今まであまりなかったので、納得された方も多いのでは？
「それなら、画像投稿の回数を単純に増やしてしまえ！」というのは少し危険です。
あまりに投稿数が多いと、ブランド力の低下を招き、逆効果にあることもあります。
まずは、いきなり投稿数を多くしないで、少しずつテストしていき、上記のようなユーザーの反応や検証を通して、少しづつ投稿頻度を上げていくことをお勧めします。
参考文献: Brittany Leaning
A/B Test Finds 55% Increase in Leads When Images Added to Tweets [New Data]
http://blog.hubspot.com/marketing/tweet-images-improve-lead-gen-ht
