Hikoshi Sugioka Official BLOG

  1. コンテンツマーケティング

ソーシャルメディア編集カレンダーを活用しよう。

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年が明けて、もう3月。
年度末の企業様も多いのではないでしょうか?
ここ半年で益々、コンテンツマーケティング、主にソーシャルメディアに力を注ぐ企業がぐんと上がってきた気がします。
昨今、B2B企業でもFacebookを立ち上げたなんて声もよく聞こえてきます。

しかし、簡単そうに見えて、簡単でないのがソーシャルメディアを使ったコミュニケーション。
アカウント開設が無料でできてしまうことも手伝ってか、SNSの運用ひいてはコンテンツマーケティングに人・モノ・金・時間を投資していく企業は、一頃に比べては多くなってきたものの、まだまだ少ないのが実情です。
しかし、大手のInovativeな企業は、広告予算を減らしてコンテンツクリエーション重視の方向転換に舵を切っています。
この手法が当たり前になるのもあと半年か一年ぐらいでしょうか?
Googleのアルゴリズムがガラッと変わってしまった今、ソーシャルでの活動が重視されている今、コンテンツマーケティングの活用を今一度見直してきてください。

その、コンテンツ重視の施策のうち、ソーシャルメディア運用に必要なのが「ソーシャルメディア編集カレンダー(ソーシャルメディア・エディトリアル・カレンダー)」いわゆる配信スケジュール管理。
FaebookやTwitterを運用するのに、その日その日に何配信するか考え込んじゃっていませんか?
担当者がお休みしたり退職なさった時にも切れ目なくコンテンツを配信するご準備は整っていらっしゃいますか?
ログ解析をご覧ください。
コンバージョンまでに、しっかりとSNSを閲覧したのちにいらっしゃってる方々がぽろぽろ見受けられませんか?
SNSはもはや重要なマーケティングツールになっています。
手間をかけないで運用することは大事ですが、おざなりになることはお避け下さい。

タイムプラン

これは、アメリカの資料ですが、FacebookとTwitterの投稿物に対するプランニングをどのくらい時間かけているかの資料です。
●25%のマーケターは、一か月以上先のコンテンツを考えています。
●Twitterに関しては、あまり時間をかけていないようです。

How Long Does It Take to Plan Facebook, Twitter Content?: http://www.emarketer.com/Article/How-Long-Take-Plan-Facebook-Twitter-Content/1011786/1#sthash.tgwUmLCK.dpuf

更に、こんなことに時間をかけているようです。
57%は、メルマガを作っている
49%は、配信する画像を製作ている。
43%は、短い文章の投稿(Twitter等)を作成している
39%は、お客様に見てもらうプレゼンテーション資料を作成している。
34%は、ブログやコラムを準備している。
34%は、動画を準備している。
31%は、SNSのモニタリングを通して、何を配信しようか考えている。

いずれにせよ、どのタイプのSNSを使うかも大事ですが、しっかりと定期的にクォリティの高いコンテンツを配信するために、しっかりと計画だてしなくてはなりません。
その為には、SNS Editorial Calender。
ソーシャルメディアエディトリアルカレンダーのキーは以下になります。
・運用しているSNSの存在感をしっかりと継続させ、
・コンテンツを定期的に配信し続け、
・ビジネスゴールにしっかりと近づけていく
にあると思います。

■SNSエディトリアルカレンダーに重きを置く5つの要素
1.企業のイベント情報

●業界や近所のイベント
今所属している企業の大小にかかわらず、ご近所や業界など取り巻く環境を思い返してください。
大小含めて業界のイベントや「きょうは●●の日」などありませんか? ご近所で大きなイベントはありませんか?

●面白おかしいイベント
皆さんのターゲット顧客となる方々が興味を持ちそうな面白おかしいイベントはないでしょうか?
商品(業界)+イベント 等で調べてみてはいかがでしょうか?

●企業や業界のカンファレンス・展示会など
これらカンファレンスのや説明会の紹介だけでなく、オフィシャルサイトの紹介やリンク、リツイートなどもいいと思います。

2.プロモーション
マーケティングプロモーションのキーポイントを知ることが、カレンダー運用にとって極めて重要なことにあります。
下記要項を月に1度でも運用されることが重要です。

●ターゲットが好む、サービスや商品の周辺情報
買え買え買え!といっても、お客様はうんざりするだけです。
商品やサービスの「向こう側」のお話をしてあげましょう。
ターゲットとなるユーザーが「気になっている事」は何か把握し、プレゼンテーションしてください。

●複数のSNSを使う。
できれば、「Facebookだけ」のような利用は避け、複数のSNSアカウントを利用するのも手です。
各SNSの特性やターゲットの年齢等違います。
B2Bの企業もInstagramを使用し始めた事からも、細かなターゲット設定とコンテンツの配信が重要視されてきていることがわかります。

●内製のコンテンツを作成する
企業が作成してよくPDF化されている資料、例えば,e-bookや技術TIPS集、事例集、業界トレンドなど、閲覧者やe-mailを見た方が気軽に情報入手しやすいコンテンツなどです。

●ソーシャルメディアランディングページ
近頃、少し目にするようになりました。SNS→LP→contentsの仕組み。
ソーシャルコンテンツから一度特殊なページにランディングさせることにより、より一層企業のサービスや商品に理解を示してくれた上で、本体の情報に触れさせる手法です。
ログ解析のトラッキングにも便利です。

3.コンテンツマーケティング
当然のことながら、コンテンツマーケティングは、SNSマーケティングを含んでいます。
SNSの運用に大筋のプロモーションを加えていくことは大事だなことです。
下記要項をカレンダーに含めて見てください。
●コンテンツマーケティングの重要なプロジェクト
●現在継続中のコンテンツ配信
●その他、企業で持っているコンテンツ(例えば、セールスの状況、IR,カスタマーサーボスの情報、何かもお客様は知りたい情報です。)
●第3者の作ったコンテンツ(例えば、企業の事を紹介してくれたブログや、社員がつぶやいているTwitterやFaceboookなど。

細かなコンテンツを集めて、適切なユーザーに適切な方法で配信を続けると、大きなパワーになります。
コストを最小限に抑えて、それら小さなコンテンツを最大限に活用しましょう。

4.コンテテントキュレーション
今まで述べてきたようなコンテンツ群をカレンダーにまず入れてみましょう。
これで「今日は●●をしなきゃ。」と追い込まれてしまうことが回避できます。

●適切なコンテンツを4半期ごとにカレンダーに組み入れる。
その時々見合った、コンテンツを適宜廃止してください。

●強力なコンテンツを拡散させる
もう一度、すでに配信済みのコンテンツをレビューしてみてください。
パワーを持ったものがあれば、リニュアル・配信を検討しましょう
新規顧客集客に導きます

キーポイントは、
・オーディエンスが喜ぶような周辺情報をかき集めてきて、適宜配信する。
・影響力のあるフォロワーを分析し、彼らがシェアしやすい情報を精査する

事にあります。

5.ハッシュタグとキーワード
昨今、非常に重要になってきました。
特に日本では、Twitter、Instagramでは活用されています。

Instagramで有効なハッシュタグを探すには、こちらをお勧めします。
http://syncer.jp/instagram-hashtag-search

Twitterはこれなんかいかがでしょうか?
http://hashtagsjp.appspot.com/
http://hashtagcloud.net/

少なくとも、投稿に関連したハッシュタグを一つ設定することにより、新規の閲覧者が増える可能性が非常に高くなってきました。
これらも、カレンダーに事前に設定しておくことをお勧めします。

また、検索エンジン等で引っかかってくるようなキーワードも想定した文章作成も大切です。

参考文献:Heidi Cohen
Build Your Social Media Editorial Calendar For Best Results
http://heidicohen.com/social-media-editorial-calendar/

Build Your Social Media Editorial Calendar For Best Results

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